皆様、こんにちは。キョンくんです。
本日は私がかつて受けた、簿記3級について書こうと思います。
現在は既に2級まで取得済みですが、当時の反省録です。
当時不合格でしたが、どういった勉強法を使い、どうして落ちたのか、詳らかにしようと思います。そして最後に勉強法も書いておきます。
簿記3級受験まで
なぜ簿記3級を受験しようと思ったか
私が受験しようと思ったきっかけは、
①自身の業務領域を広げたかったから
②資産運用に使えるから
の2点です。
①自身の業務領域を広げたかったから
私の10年以上のキャリアは調整役が大半で、目に見えるスキルが見えづらかったと、当時は考えていました。
私がやっていた仕事は、製品の事業採算を持ち上げていくもので、どうやったらこの製品は儲けられるか、というのを考えてきました。色んな部署に働きかけて売価を上げたり原価を下げたりを実行させていく、お金の金庫番です。
時には顧客に売価を上げるよう交渉してほしい旨を営業に依頼し(これはメチャクチャ揉めます)、時には社内の生産技術にこれだけ原価下げていかねば、という依頼をします。(これもメチャクチャ揉めます)
私はPL(損益計算書)を簡便的に作ることはできますが、それでは十分な専門性にならないという事を、ずっと悩んでいました。確かに上で書いた調整役というのはポータブルスキルで、どの部署に行っても使える、汎用性の高いスキルです。でも、何か誰が見ても分かるスキルをもって、もっと僕がしている仕事の効率を上げていきたいと思っていました。
②資産運用に使えるから
例えば、スタバとコメダの稼ぎ方についてです。簿記を学んでいると、それぞれの特色に気づけます。不況に強いのはどっちなのか。好況に強いのはどっちなのか。そういった事が見えてきます。
かしこくお金を運用するために、資格を取ると思えば、モチベーションが湧いてきました。
※コメダはフランチャイズ制で、本体の原価は高めだが安定ロイヤリティが入っている。販管費などは非常に低い。スタバは直営店なので製品原価は低めで販管費が大きいです。
勉強法について
おススメはYoutubeでの勉強、もしくは有料講座の受講です。私がやったのは、簿記系Youtuber、ふくしままさゆきさんの動画視聴で勉強でした。自分に合ったやり方はどれだろうと考えた結果、Youtubeで勉強することにしました。
なお、有料講座で受講するなら、クレアールがお勧めです。3級の場合は30時間ほどのWeb講義で範囲を総ざらいして、総復習問題や模擬試験を受けることができます。加えて、もし本番に落ちたとしても、1年間は講義を視聴できるので、再チャレンジがしやすい環境も用意してもらえます。有料講座の利点はお金を払うことで「合格しないともったいない」と自分自身に暗示を掛けることができる点です。独学が辛いと思う方は、是非クレアールを検討してみてはいかがでしょうか。
勉強時間と、どうやって習得したか
私の勉強時間は実質20時間ほどでした(今思えば少なすぎました、反省しています)。ふくしまさんのYoutube動画を視聴して、概要欄についている問題を解く。これだけです。直前にネットに転がっていたTACの模擬問題を2つ解きましたが、それ以上の事はしませんでした。
ただ、ふくしまさんの動画は実質初学者の私にも、非常にわかりやすい解説をしてくれており、頭にスイスイ入ってきました。日々忙しい会社員の方や子育て世代の方は、動画視聴での勉強はお勧めです。わざわざ学校に通うというのは時間を作り出すのが大変です。
試験結果と分析、今後の進め方
結果はギリギリ不合格
結果はギリギリ不合格でした。時間配分と内訳は、
大問1 33 / 45 15分
大問2 6 / 20 10分
大問3 28 / 35 35分
見直し時間 0分
結果 67 / 100 (70点以上で合格)
です。大問1の仕訳で4問も間違えているとは思わず、結果が表示された瞬間、固まってしまいました。(大問1は3点の配点で15問の仕訳問題が出ます)
落ちた要因の分析
1つ目の要因は、油断です。大問1の仕訳問題を満点で行けると思い込み、事実出来たと思っていました。そのため見直しをせず、ほとんど勉強していない大問2のT勘定に時間を使ってしまいました。
2つ目の要因は、勉強時間不足です。試験に落ちてから調べたのですが、合格に必要な勉強時間は一般的に50-100時間とのこと。私は全く勉強時間が足りていませんでした。
3つ目の要因は、できない問題にこだわってしまった事です。1つ目の要因でも書きましたが、大問2は一般的に難しいと言われている分野で、ここに時間を費やすのはもったいなかったです。特にT勘定はまともにやっていないのに挑戦してしまった。これは大失敗でした。
4つ目の要因は、最後になりますが、時間配分の失敗です。大問3に時間を使いすぎました。大問3は初見の仕訳が多く、面食らってしまったのです。ここは予想問題集などを購入して、がっつり対策しておくべきところでした。点数が上がらないにしても、大問3をあと10分早く終えれば、大問1の見直しに時間を使えたはずです。
総じて、準備不足というのが、今回の敗因でした。
今後の対策と展望
妻からも「勉強時間が少ないのに、行けると思う方がおかしい。」と厳しいコメントをいただきました笑。ただ、今回これだけの短時間で学習して、合格目前まで持って行けたことは自信になりました。
最後にお伝えしたいのは、上記の勉強方法でも、これだけの点数が取れるということです。これから勉強する方、現在進行形の方への安心材料にもなるのでは、と考えております。上記の失敗要因を自分事として捉えていただき、是非皆さまの学習に役立ててください。
まとめ
悔しいことですが、不合格の体験記を載せさせていただきました。僕は経済学部を出て、就職後は事業企画をやっているので、周りの人よりは数値系が得意な方だと自負していましたが、簿記3級に今回は屈してしまいました。
そこからの反省として言えるのは、これ以上ないくらい準備することが、非常に大事ということです。約3,000円で一生モノの知識と経験が得られる資格でもあるため、軽い気持ちで受験を決意しましたが、勝つべくして勝つ戦略が描いておくべきでした。
以上