キョンくんブログ
娘たちに送る、大学卒業までの学習記録
閑話休題

イチローさんの記事に見るZ世代への教育

皆様、こんにちは。キョンくんです。

本日は読んでいて本当に頷かされた、この記事を紹介します。
■イチローさんの記事
イチローも警鐘を鳴らした…「大人に叱ってもらえない」Z世代が直面する「やさしさという残酷」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb53928b484aad50dced29a4eef7986608b457d5

私は30代後半ですが、私が生きてきた中高、新卒社会人の時間において、
先輩や先生は良き監督でした。自分自身はとにかくプレイヤーに徹すれば良く、
態度や技術の向上は先輩や先生に頼っていればよかったからです。

社会人の最初の10年間も常にストレッチできてきました。資料作成は100点になるまで、
夜まで先輩と一緒に作成したり、休日出勤して出前のピザをオフィスで頬張りながら、
投資審議の分析を数名で作り上げたり。苦しい思いもありましたが、尊敬する先輩の
背中を眺めながら、頑張ってきました。

しかし、私が社会人になってからしばらくして、パワハラやブラック企業について、
流行語になったり、痛ましい事故が起きたことで、社会が大きく変わりました。
その結果、現在のZ世代は褒められ、大事に育てられてきたようなのです。

結果、彼らは厳しい荒波を経験するチャンスを失い続けてきました。

最近新卒と仕事をする周囲から話を聞くと、新人の実力を不安視する声があります。
ここで言う実力というのは、シンプルに精神性です。叱られ慣れて無いんです。
周囲のお局がこんな苦言を言ってたよと言えば、上司以外の評価に興味ないです、
直接言うように伝えてください、と返す。会社の慣習に関してもルールとして存在が
無ければ、無視をする。先輩たちの助言も聞かない。

端的に言って、可愛くありません。

その結果、彼らに対しては腫れ物を扱うようになりつつあります。
現在はパワハラ等のハラスメントに厳しい世界なので、褒められて、
大事に育てられてきたのは理解します。その結果、周囲は優しく指摘しない。
関わることもしない。なぜなら、指摘した自分だけ悪者になってしまうから。
「君ならきっと大丈夫」というような耳障りの良い言葉だけを吐くようになります。

しかし、この行き着く先は、誰も指摘せず、知らないままに低評価が付き、
最後には自己責任だよねと放り出される未来です。
気づかないのは当のZ世代本人だけ、という状況です。

現在のZ世代は、自分を律することで、精神性の高さを見せ、良き指導者を自身で、
見出す必要が出ています。プレイヤーの自分を、自身でマネジメントするのは厳しい。
できる人もいるでしょうが、相当に少数です。叱ってくれる先輩をいかに探すか、が、
重要な局面に有るのでしょう。

なお、我が家ですが、かなり子供に厳しいと思います。しつけをしっかりしています。
それというのも、周囲は優しい(無責任な)大人しかいないからです。
父母が頑張るしか無いんです。せめて中高までは親がマネジメントするつもりです。

願わくば、娘には親のしつけがしっかりした友人に恵まれますように。

以上です。